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被害店舗漏水頻発 日常戻らず憤り 北海道・アパマン爆発1年

 昨年12月に発生した「アパマンショップ平岸駅前店」(札幌市豊平区平岸)のガス爆発事故から約1年。在庫で抱えた消臭スプレー缶の大量噴射で事故を起こしたとして、アパマン元店長で自営業の男性(34)=同区=が2日、重過失傷害と重過失激発物破裂容疑で書類送検された。爆発の影響で46人が重軽傷を負い、周囲の建物多数に損害が発生。今も日常に戻れていないケースも出ている。

 爆発事故は昨年12月16日夜に発生し、アパマンや居酒屋などが入っていた2階建てビルが倒壊、全焼した。同店向かいのビルに入る飲食店も爆風で水道管などが損傷し、3カ月以上の休業を余儀なくされた。

 30代の男性オーナーによると、事故の4カ月前に移転。昨年9月に起きた胆振東部地震による落ち込みから回復しかけた矢先の爆発だった。営業を再開した今も水道の漏水が頻発し、水道代は例年の約10倍に上るという。オーナーは「1年たっても店は元に戻らず、経営は厳しい」と憤る。

 アパマン側から仮払金は入ったが、賠償額を巡って争っており、今後の経営の道筋が立たないという。説明を求めても納得いく返答がなく、入居する建物の所有者も取り壊しと改修で迷っている。オーナーは「こんな爆発がなぜ起きたのか解明し、説明してほしい」と語気を強めた。

 一方、道警によると、アパマン店内では当時、男性と男性従業員の計2人で大量の消臭スプレー缶を噴射していた。缶には「火気と高温に注意」と目立つ表示があり、道警は引火の危険性を認識できたと判断した。

 道警は爆発によるけが人を52人と発表したが、最終的に46人とし、うち1人が重傷という。建物被害は明らかにしなかったが、当初の調べでは建物42棟、車両32台が爆風などで被害を受けたとした。